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秘書経験を活かして独立開業する「バーチャル・アシスタントという働き方」とは?

バーチャル・アシスタントとして働きたい方を対象としたトレーニング・コースを現在行っています。

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パートナーコンサルタントの渡辺です。

私たちは、専門知識や専門技術を持ちながら、バックオフィス業務を任せられる人材を育てています。企業に所属するプロフェッショナルとしての「エグゼクティブ・アシスタント」。また、アウトソーシング先としては、「バーチャル・アシスタント」(バックオフィス・スペシャリスト)を育成していきます。

参加者には、「自立心を育て、リモートワークにまつわる基礎知識」を身につけていっていただいてます。バーチャル・アシスタントとして働く上での「新たな視点」をインストールしていただき、各種各様の強みと専門性を持って独立開業いただきたいと考えています。

先日終了しましたが、このようなセミナーを行いました。

 

独立開業で成功する原理原則は、「専門性」です。すべての職業を通じて同様です。

専門性がなければ、価格競争に巻き込まれます。企業で雇用されようが、企業から独立されようが、それは同じことです。

また、どんなビジネスでも当てはまる鉄則です。特に、よりパーソナルなサービスを提供するビジネスでは当然のことなのですが、この原理原則を無視したビジネスがたまに見受けられます。 多くは価格競争に巻き込まれています。 

 

アウトソーシング(外注)という概念は、20年以上前からあり、企業でも導入されていたシステムです。だいたい、1990年代から使われ始めました。欧米でも同様です。 従来は、組織単位でアウトソーシングシステムを設計してきました。昨今は、このシステムが「個人単位」で開放されてきたことが特徴となります。

私たちが養成しているバーチャル・アシスタントは、「個人の働き方の創造」の一形態となることでしょう。

ただし、私たちが輩出するバーチャル・アシスタントは、日本の中で想起されがちな「在宅秘書」やクラウドソーシングを通じて調達する「マイクロタスク型ワーカー」とは異なります。

バーチャル・アシスタントであっても、当然、クライアント側から見ると、秘書業務をアウトソーシング(外注)することに変わりがありません。サービスの基本機能として装備します。秘書業務専門では、各業界に精通した専門家とは言えないのが現状です。よって、価格競争に巻き込まれます。

 

バックオフィス業務とは、誰もができる仕事だと思われがちですが、一つ一つのタスクに分解するとその通りですが、バックオフィス全体を見ると、実は、高度な専門知識と専門技術が必要とされるところなのです。 多くの企業が「雑用処理」を任せるパートタイマーやアルバイトを雇用して、スキル不足に悩まされることをよく聞きます。

たとえ、経営層にとって雑用と思われることであっても、それなりのスキルを持っていなければ効率的に処理することはできません。

 

現在の在宅秘書は、秘書未経験者の在宅職業として「女性らしいライフスタイル」を実現する働き方として活用されています。しかし、コールセンターや電話秘書(電話や受付の取次を専門としたワーカー)と同じで派遣スタッフや若手スタッフで賄われている環境と比較されます。

労働賃金が安く、即戦力となれる人材が重宝されやすい分野です。つまり、好不況をダイレクトに受けやすい層と同等のポジションで働くようになります。

当然、労働賃金が安いですから、どちらかというと、ナレッジワーカーとして働いてきた人材には不向きな領域です。また、この分野は、クラウドからダウンロードできるソフトウェアや、クラウドを通じて調達できる労働賃金が安い人材と即競争になりえ、労働賃金の継続的な低下を余儀なくされるのは、グローバル化した社会では当然の帰結になります。

 

日本でも、地方の労働者は、バックオフィス業務アウトソーシング集積地区として中国大連の中国人労働者の賃金も高騰してきているため、北海道や沖縄といった地方の労働賃金のほうが将来的に安くなると言われています。

在宅秘書ブームは、この流れに乗ったグローバル化した社会の要請として必要となる人材にはなってきています。在宅秘書であっても高度な専門知識と専門技術を備えていることが必要となります。誰でもできそうな仕事は、実は、誰にでも任せると逆に非効率、かつ高いコストを支払うことになります。

また、それで本当に働く人たちの自己実現をサポートできているのかは疑問が残るところです。

日本は高学歴社会となり、高い学歴を有するワーカーが増え(そろそろ、大学全入時代です)、高いナレッジと感性を持つ人口が他国と比べて多いです。だからこそ、日本の知性は信頼され、どんなサービスも高品質で、礼儀正しい国民としてリスペクトを受けています。人材活用の観点からも、ナレッジを活用した創造的な働き方を実現をする仕組みが必要です。

 

最近ローンチされている、「オンライン秘書」「オンラインアシスタントサービス」も同様です。これらは、旧来のマイクロタスク型業務を総合的に扱うサービスとでもいえるでしょう。アウトソーシング(外注)の新しい形態になっています。

遠隔で、クラウドを通じて提供できるサービスが増えてきていますが、専門性が高い業務になると賄うことができないのが、欠点となっています。

また、個人付きアシスタント/パーソナル・コンシェルジュ/パーソナル・アシスタント等がいらっしゃいますが、ラグジュアリー体験を作るサービスの数々はサービス体験価値をどのように作っていけるのかを設計する必要があります。

ラグジュアリーの定義が変わり始め、「高ければ高品質」という時代は傾きかけ、新たなラグジュアリーを定義しながら、よりパーソナルなサービスを提供する必要が出てきました。人の感性も進化してきています。

 

また、20世紀工業社会型の人材が活躍する時代は終焉しました。そして現在は、21世紀。知識創造社会が到来しています。

スペシャリスト、かつゼネラリストとしてバックオフィス業務全般を任せられるだけでなく、専門業界を持ちながら素早く意図を汲み取り、製品・サービスに通じる問題解決をサポートする専門家が、そろそろ必要となりました。

バーチャル・アシスタントは、専門的知識と専門的技術を備えた秘書業務をベースに多角的にバックオフィス業務をサポートするエキスパート人材です。

 

クライアントが持つ製品・サービスの特徴を素早く理解しながら、効果的なバックオフィス業務管理を行ってくれます。クライアントが持つ製品やサービスを理解する力は、それなりのナレッジがなければなりません。ましてや、専門性がなければ効率化したり、仕組み化したりすることさえままなりません。

 

秘書経験を持ちながら独立開業をしてみたい方は、私たちがサポートいたします。来年2015年1月に最後の募集を行います。

私たちが提案している働き方は、秘書経験をもった方の「新しい働き方」として、欧米では10年以上前からビジネスとして定着している秘書経験独立開業法です。

 

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